本日、46歳を迎え、多くの方々のお祝いのメッセージを頂き、心より感謝申し上げます。
米国大統領選挙は11月の第1月曜日の翌日の火曜日ということで、4年に1回、私の誕生日付近で実施されます。
先日は、トランプ前大統領が史上二人目の返り咲きを果たしました。
一方、我が国は10日前に衆議院総選挙が実施され、自公過半数割れという事態になり、来週から始まる特別国会で過半数割れのまま、石破政権が続投することになりそうで、勝って再登板というトランプ氏に対し、負けてもまだ続ける石破氏と対照的です。
今回の衆議院総選挙では、政治と金の話や民主党政権よりマシという批判と言い訳の舌戦に耐えかねた有権者は、政策を訴えた国民民主党、日本保守党などに投票した人々、政党不信であるため投票を棄権した人々が多かった結果と言えます。
衆議院総選挙後、国民民主党の動向が注目され、玉木代表の一言一言に注目が集まっています。
多数会派でなくても影響力が出ている玉木さんの行動が注目されることで、私の川崎市議会での活動について、説明しやすくなりました。
初当選以来、特に無所属になってからは、自らの提案を始め、市長提案、他の議員提案に対し、是々非々で挑んで来ましたが、私の活動についても分かってもらえるようになったのは、衆議院選挙の思いがけない効果でした。
さて、川崎市の話題ですが、全国都市緑化かわさきフェアが開催されており、先日11月1日には、佳子内親王殿下にご臨席頂き、全国都市緑化祭式典がカルッツかわさきで執り行われました。
富士見、等々力、生田のメイン会場と市内の様々な場所に都市の緑を啓発するようになっていますが、メイン会場に距離のある麻生区ではなかなか浸透できていないのが実情です。
公園緑地や農地が多く、緑被率が市内トップの麻生区ですので、区内各地にある緑の風景を改めて感じて頂くとともに、このフェアを機に、今後の都市の緑を大切に守っていくことが重要です。
都市の緑地や都市農業は、昭和43年に制定された都市計画法により、市街化が加速したため、縮小傾向を辿っています。
しかし、近年、都市の緑が大切であるということから、川崎市の緑の基本計画では、市内の緑地面積を増やす政策を進めていますが、面積は増えても、管理の課題を抱えています。また、農家のみなさんの努力により、耕作放棄地は減少傾向にありますが、相続税を中心とした税制の課題から農地自体の減少は続いています。
以前、議会質問で、農地と公園緑地にかける市の予算比較をした際、農地は公園緑地の7分の1でした。農地は基本的に民地ですので、市民が営農しているという背景はあるものの、市街化区域においては相続のたびに手放さざるを得ません。
仮に私が国会議員だったら、都市農業振興特区の設置により、農家の営農面積に応じた他の土地の相続税減免措置を進めるべきと思います。
都市計画法ができたころは、人口増加中で都市に人口が集中し、宅地開発を進めなければ、人が住めない時代でした。
川崎市は人口が増えているものの全国的には人口減少が始まり、かつてのニュータウンに代表されるような空き家だらけの地域というのが存在します。
これからは、規制緩和だけでなく、規制をかけることで、緑地や農地と言った緑を守り、限られた土地を循環していく必要があります。
都市の緑が大切なことを確認する全国都市緑化フェアは、11月17日までの秋開催ののちに、来春の開催に続きますので、ぜひ注目頂き、フェアの効果、最近の流行で言えばレガシーをどのようにできるか、みなさまのお考えをぜひお聞かせください。
結びに、46歳を迎えましたが、来年で亡父の年齢と並びます。言い換えれば、年齢的には代替わりをする可能性がある年頃になって来ました。
我が国は千代に八千代に続きます。
未来への約束として、都市の緑を守り、増やすことで、次の世代に豊かな環境を提供していきたいと思います。