今朝の新聞のトップは、出生数が推計よりも15年早く70万人割れを示したという見出し。
社会不安と晩婚化の影響が要因と言われています。
これは本日アップした私のYouTube動画で取り上げた、「大卒絶対主義」という憑りつかれた誰もが大学に行かないといけないような洗脳も要因の一つであると思います。
≪参考:YouTube月本たくやチャンネル「脱!大卒絶対主義」≫
https://youtu.be/92Lo92gDVvY?si=ze3P1uTYZy8WwLvk
調査によっては、大学生の55%が何かしらの奨学金を受けて言うということですが、給付型というのはごくわずかなので、およそ半分の学生が貸与型の奨学金を受けていることになります。
金額はまちまちですが、400万円借りたら、毎月2万円を20年間返し続けることになります。
将来設計の中に、22歳でマイナス400万円からスタートしている人たちに、早く結婚しろということ自体が難しいわけです。
「持続可能な社会」という言葉の裏側に、いつも将来不安の四文字が付き纏い、またそれを煽り、洗脳し続けています。
「減税=悪」でポピュリズムと言われていますが、果たしてそうでしょうか?
一方、将来不安を煽り、「増税=勇気ある者」というイメージが定着してきた傾向があります。
若者が今日明日の生活に困っている状況で、「将来のために減税しない」というのはあり得ない発想です。
余裕のある時は貯蓄し、余裕のない時は貯蓄を取り崩すのが、人々の生活です。しかし、貯蓄が厳しい人たちから国の貯蓄を求めるのは、封建社会の年貢と同じです。
国生み伝説では、イザナミが1日1000人殺すと言えば、イザナギが1日1500人産まれるようにすると言って、我が国は人口が増えることが豊かにつながるという思想で発展して来ました。
しかし、第二次大戦で敗北後、急激に少子化に舵を切りました。少子化の目的は、子どもにご飯を食べさせたい、教育にお金をかけたいという想いを利用して誘導されました。
しかし、どうでしょう?
少子化が進んでも、約半数の学生が借金して大学に行っている現状は、少子化に舵を切った目的は達成されていません。
私たちは、こんな将来不安の連鎖を断ち切ることが大切です。
何かにしがらめば、弱くなります。
身内に甘くなれば、信用されなくなります。
政治は妥協だと言って、正論を曲げてしまうと、持続可能ではなくなります。
私は市議会議員初当選した際に、ある役所のOBの方に言われました。
「斬らなければいけない決断をするときに、斬る相手の顔を思い浮かべて躊躇するな。君に斬られるならば本望だ」
私は、この言葉で勇気と責任をもらいました。
私は人々が夢や希望を持つ社会づくりが重要で、そのためにも、今こそ生活の立て直しが必要と考えます。
出生数の減少は、当初の少子化に舵を切った時代とは異なり、借金を返さないといけない上に、不安で子どもを持てないという背景があります。
「できる限りみんなが大学に行った方がいい」
「将来のことがあるから増税はあっても減税はない」
という、これまでスタンダードと思い込んでいた考え方から、
「脱!大卒絶対主義」
「減税」
へ考えの転換から、人々の生活は変わり、先の見えない不安の中から、新たな希望が芽生えます。
明けない夜はない。
政治が明るい未来を創ることで、出生の増が期待できます。
ともに新しい社会をつくって行きましょう。