学校の健康診断の問題について

報道等でご存じの方も多いと思いますが、6月22日、川崎市議会本会議の一般質問で、学校の健康診断の問題を取り上げました。

まず、今回の質問により、学校や学校医に対する誤解や偏見持たれるような伝わり方をしている人もいるようなので、問題点を整理しておきます。

 

健康診断は、児童生徒の健康状態を確認するとともに、虐待の発見につながる場になっていることを前提としておきます。

学校の健康診断を受診する際に胸部を露出させることは、とりわけ思春期の女子児童生徒の心情に配慮しないものと、驚きました。

一方、誤診を防ぐため、虐待の発見のためには、ある程度の肌の露出は必要になります。

しかし、女性用下着等で胸部を覆っていても、虐待の発見は可能と推察できるものの、聴診器での心音を聴く際の課題も含め、医師でも教師でもない専門家ではない私が質問する上では、合理的な根拠を積み重ねて、質問しました。

 

市立病院では衣服・下着着用

川崎市は市立3病院を経営しているため、市立病院で特段の傷病等がない成人女性の健康診断の際の衣服の着脱について伺うと、原則として、衣服・下着着用のまま、服の下から聴診器を当てているとの病院局長答弁で、3病院の一貫した対応を確認しました。

 

学校の健康診断の一貫性の問題点

今回の市内の一部の学校(各区3校、合計21校)に対し、の小中学校に教育委員会事務局から調査をかけたところ、体操着の着脱、下着の着脱、聴診器を衣服の上から、下から、衣服をめくり上げて当てるなど、実に8種類の健診内容になっていました。

成人女子女性の健康診断とは少し見るポイントが違うとは言え8種類に分かれており、21校中2校が胸部を露出させているという事態に驚きました。

 

来年度からの見直しに向けた全校調査

6月の終わりですので、今年度の健康診断は実施済みです。そこで、来年度には健康診断の手法が見直されるよう、まずは川崎市立学校180校の全校調査を実施し、関係団体と協議を進めることになりました。
ただ、健康診断に対する考え方や、思春期の女子児童生徒の心情の配慮ができていないことの問題はありますが、このことにより、川崎市の学校や学校医に対し、偏見を持つような誤解のないように捉えて頂きたいと思います。

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