報道は公正か?

テレビ、新聞、ラジオ、雑誌などのマスメディアに対し、ブログ、SNS、動画サイト、ニュースサイト等のインターネットメディアの普及により、マスメディアで報道されなかったものや誤報に関する情報が素早く出て来ます。

一方、フェイクニュースが横行する上、また、動画編集が手軽になり、フェイク動画が多数出現しています。

私も先日来、Instagramの偽アカウントから、私を名乗ったメッセージを送られているため、Instagram運営側に削除要請をしているものの、「なりすましに関するコミュニティ規定に違反していないと判断されました」との回答で削除されないため、毎日通報しているところです。

報道とは、様々な情報をもとにまとめると、「出来事・事件・事故などを取材し、広く告げ知らせること」ということで、ここには、事実に基づき、公平性、公共性が求められます。

しかし、歪んだ公共性に基づいた公平な報道になれば、事実を正確に伝えないことになります。また、取材がしっかりしたものでなければ、報道は間違った情報を提供することにつながります。

また、エコーチェンバー現象という言葉がありますが、これは、自分と似た意見や考え方の人たちの中でコミュニケーションすることで、閉鎖的な空間で協調し合い、特定の意見や思想が増幅する現象というのが概ねの意味になります。

ネットメディアでの現象と限定的に言われることがありますが、マスメディアの方向性に同調する人たちによるエコーチェンバー現象は、昔からあったことで、そのコミュニケーションの手法が昔と変わって来たということに過ぎないことは言及しておきます。

そこで、報道は公正なのか?と言えば、人が発する言葉である以上、その人の考えに誘導するような表現で報道される場面で、しばしば問題になることがあり、これも昔かあったことです。

つまり、エコーチェンバー現象が最近のものと言うこと自体が、エコーチェンバー現象の中の人の表現であるともいえます。

真実は個人の主観的概念が入り、答えが一つではありません。

しかし、事実は変わりません。

事実を報道することが報道ですが、そこで真実を伝えようとするのも報道です。

つまり、マスメディアは、公平・公正ではないという前提に立って、物事を考えるべきで、マスメディア・ネットメディアの報道による同調圧力が生じないように、一人一人が考えていく必要があります。

そして、考えが異なる人との議論の際には、相手が考えていること自体を尊重し、議論を進めていくことが大切です。

報道で真実を伝えようとする場合は、その事実の背景に何があるのか、様々な背景から事実につながる、様々な真実を伝えるように努めなければいけません。

一方、私たち個人も様々な真実がある上で事実があるという認識のもと、マスメディア・ネットメディア双方の情報を分析する必要があります。

 

市議会議員として、議会活動する際は、今置かれている事実について、その背景から未来予想までを調査します。

例えば、陳情を頂いた際は、陳情者の真実、行政側の真実、他の利害関係者の真実、それぞれの立場の考えを調査した上で対応します。

ネットメディアで考えの異なる人たちを罵倒する場面が多々見受けられますが、マスメディアによる同調圧力は昔から存在します。

ゆえに、どちらが善でどちらが悪という前提ではなく、報道が公正とは限らないと考え、自らが判断していくことが大切です。

「あの人が言ってるから、間違いない」

という言葉をよく聞きますが、人は神様ではありません。

また、神様も間違えることがあります。

選挙は熱い想いの戦いですが、選ぶ私たちは、情熱を持ちながら、冷静に判断していくことが大切です。

様々なメディアの伝える背景に何があるか?

みなさん、それぞれの真実を考えて行きましょう。