スマートシティでこうなる~第5回 研究対象都市~

川崎市内には、データ産業、IT産業が多々あり、南武線は最先端技術路線とも言われています。
データには、
様々な加工が行われてから世に出るもの、
一定のカテゴリにまとめるだけで、そのまま世に出るいわゆる「生データ」の2つがあります。
企業や研究機関にとって、加工が必要なデータと生データの両方のニーズがあり、それらに対応できるようなデータ公開のシステムづくりが、新たな産業を市内に呼び込む可能性を持ちます。
また、個人情報保護の観点で、公開できないデータも多々あり、その保護を担保した上でのデータ公開が必要になります。
これらのデータを企業や研究機関のニーズに応じ、加工・公開することにより、企業のマーケティング調査や大学などの研究機関の調査に役立ちます。
例えば、企業で新しい商品を開発し、販売する上で、モデル調査として、川崎市を活用してもらえるようになれば、市内の流通が促進され、市内に人を呼び込む可能性を持ちます。
データの収集、加工、公開、そして個人情報保護に用いられるのが、ICTを活用したスマートの要素です。
ただ、スマートの要素を使う上での制度づくりをしっかり進め、世界を代表する川崎市のポテンシャルを活用し、新たなビジネスチャンスに進められればと思います。
すべての商品は、まず川崎市から世に出ていくという未来を作りたい。