市民文化費のうち、「映像のまち・かわさき」推進事業にについて質疑しました。
この事業の中で、小学校での映像教育と映画のワークショップの実施という2つの側面から、映像教育が進められています。
映像教育は、単に将来の映像人材を育成するだけでなく、コミュニケーション力や表現力を高めて行くという目的があります。
映像を撮るためにディスカッションを行い、一つの方向性を導くという方法は、映像技術というよりは、対人関係能力の向上にもつながります。
現在の小学校の映像教育における課題は、実施校が年々減少傾向にあり、川崎区の3校の小学校は継続して行っているものの、目標値には至っていません。また、映像のワークショップは、市内の数か所の拠点で開催されているものの、情報の一元化がされていないため、興味のある人が探しづらい傾向にあります。
私は質疑を通じ、小学校の映像教育は実施校が減っている一方で、3年連続実施している学校の成功例を情報共有し、実施校を増やす努力すべきと意見しました。また、市内のさまざまな団体が実施している映像のワークショップについては、「映像のまち・かわさき」フォーラムのホームページ等で一元化すべきという提案を行いました。答弁では、情報が不足している市と共催でないものについての情報収集を行い、一元化に努めるとのことでした。
私は、ICTを活用した教育を推進していますが、その一つの手法として実施されているのが映像教育。
地味な質疑と答弁ですが、これまでの視点になかった部分ですので、一歩前進というところでしょうか。