新百合ヶ丘駅南口の今後の活用について

shinyuri このたび、新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキは、スロープの撤去とタクシー・一般車両の乗車場所改善整備という大規模な工事が行われます。

今回の整備は区民からの提案に基づいたものの一つですが、写真の現状のように、区民提案があっても動きがない1階郵便局前や、壊れたままになっている噴水について昨年12月の議会で質問しました。

 

駅南口の改修を考える

今回の工事は、昭和57年にデッキが建設された後、平成15~19年度に行われた耐震工事以来の大規模なもので、交通渋滞の緩和策として進められます。バスターミナルも、バス会社等が中心になって利用改善の検討が始められています。しかし、大規模な工事をしなくても、利便性が改善できる点もあり、これらを踏まえ、行政に質問しました。

 

噴水広場について

この噴水は、駅前の冬の風物詩「kirara@アートしんゆり」のイルミネーション点灯時期だけ水を張り、光と水のアートが表現されています。しかし、東日本大震災発生時に噴水が破損し、大規模な改修工事が必要となるため、5年以上にわたり、水が流せない状態が続いています。

大規模改修だけでなくソフト面での活用も踏まえ、地域の景観形成協議会の方を始めとした区民の皆様と活用方法を検討すべきと提案したところ、「有効活用について検討を進めて行きたい」との麻生区長の答弁で、5年半の時を経て、動き出すことになりました。

 

1階郵便局前について

駅南口から麻生スポーツセンター方面に行くデッキ下部分にはオブジェや水景施設があります。この空間利用について、平成14年に行われた「新百合ヶ丘駅南口ペデストリアンデッキ補修等に関する区民提案」に基づき、デッキ全体が滑りにくいタイルへ交換され、エレベーター設置が行われたとのことです。

しかし提案では、郵便局前をカフェテリアとして利用できるよう、水景施設のフラット化や、使われていない階段の撤去なども出されましたが、実現されないままの状態でした。そこでこの検討を求めたところ、区長より、検討の必要があるとの答弁を得ました。

 

今後の新百合ヶ丘について

新百合ヶ丘駅周辺地区は横浜市営地下鉄3号線の延伸により、その景観が変わります。駅舎の場所や駅の出口をどこに設置するかにより、デッキのあり方も変わってきます。

しかし、地下鉄延伸まで何もしないのではなく、手を入れられる場所はしっかり対応して、より利用しやすい場所を目指し、今回、私の提案から改めて検討が始まることになりました。

ハード・ソフトの両面から、麻生区の中核である新百合ヶ丘のまちづくりを一緒に考えていきましょう。