無所属という表現

MUSYOZOKU無所属を英語に訳すと「independence」。
さらに、この言葉を通常、日本語に訳すと、「独立」。
では、無所属について、どれほど理解されているかというと、意外と無所属の定義を知らない人も多く、意味合いは大きくわけて2通りになります、

政党や選挙における無所属
選挙時に所属党派証明書を提出している候補者(公認候補)が党派所属になり、それ以外は無所属になります。政党の党籍を持っていても、公認候補でなければ、無所属扱いになります。(地域政党等を含めた、確認団体の場合も同様になります)
例えば、無所属○○党推薦というケースはよく散見されますが、この場合は、推薦は受けているが、無所属になります。

議会における所属
「会派に所属していない議員」を無所属と言います。党に所属していても会派に所属していない議員は無所属になりますし、党に所属していても会派に所属している議員は無所属ではありません。

このようにな一般的な定義づけをもとにすると、一言に無所属と言っても、様々な態様があり、無所属という言葉の使い方が適切なのかどうかということにもなります。

つぎの3つのパターンの無所属がありますが、現在の私はC議員パターン。
・A議員:○○党に所属しているが、議会内では会派に属さない。
→政党所属だが、議会では「無所属」。
・B議員:政党に所属していないが、議会内では会派に属している。
→政党所属は「無所属」だが、議会では会派所属。
・C議員:政党に所属しておらず、議会内でも会派に属していない。
→政党所属も議会の所属もないため、いずれの表現でも「無所属」
「無所属議員」という言葉は、どこかに所属するということが前提になっており、個人的には「独立議員」という言葉の方が適切であると考えます。
民間では、フリーランスという言葉が増えていますし、そもそも会社を離れて自ら会社を設立する場合は「独立」と言います。

でも、「独立」と言っても、一般的ではないため、無所属という呼称を私も使っていますが・・・。

会派所属でも無所属でも、政党所属でも政党無所属でも、それぞれメリットとデメリットがあります。
現在の私の立場は完全無所属の独立状態ですので、そのメリットを活かし、残り任期も全うしていきたいと思います。