0.625票って?

anbun選挙の開票結果を見ると、1526.625票のような、小数点以下の結果を出している候補者がいます。

有権者は1人1票なのにおかしい!

なんて思われるはずです。

有権者はそのとおり1人1票で、投票行動しています。

しかし、記載不足のため、按分されたり、ときに無効になります。

図のように、佐藤A子さんと佐藤B太さんのような2人の佐藤さんが立候補していて、「佐藤」だけしか書かなかった場合、どちらか判別できないので按分という方法を取ります。

ただ1票を半分で割るのではなく、民意に近い按分ということで、100票獲得しているA子さんと60票獲得しているB太さんの得票割合で「佐藤」と書かれた1票を分けます。

相模原市で裁判が行われたものもは、0.661票差について争われたで、次点の人と最下位当選の人が入れ替わる判決になりました。

行ってなかった1人が投票に行っていれば、或いは、正確に書いていれば、結果が変わるというものが選挙です。

また、熊本市では同数になったため、くじ引きで当落が決まりました。

くじ引きで落選した側の支持者の中に、「自分が投票に行ってたら当選してたのに」と思っている人もいたと思いますが、行かなければあとのまつり。

「自分ひとりが行かなくても」

そう思った人がどれだけいるかでも結果は左右されます。

ゆえに、1票は重いです。

私も昨年の市議選では厳しい中で当選させて頂きましたが、選挙が終わってから、

「月本さんは大丈夫だと思って選挙行かなかったら、危なかったね」

という声をたくさん頂きました。

「参議院選挙は規模が大きいから」なんて思っていても、わずかの差で決することもありますし、そもそも1票の積み重ねが大きな結果につながります。

是非、選挙に行きましょう!