時代遅れの最先端

風の谷幼稚園の天野優子園長の著書「時代遅れの最先端 三~五歳児の誇りと真心の育て方」を拝読しました。

 子育てをされる方、教育・保育に携わられている方には、ぜひ読んで頂きたいと思います。

初めて風の谷に伺ったのが、私が27歳の冬でしたので、まもなく16年になります。

当時、衆議院議員の秘書を務めていた私は、子どもたちの成長を見るために、できる限り見学させてもらいたいと申し出て、入園を祝う会、誕生会を始めとした子どもたちだけの行事から、運動会や卒園式などの大きな行事まで見学させて頂きました。

 読み進めていると、16年間、園を見て来た中で感じたことを重ね合わせていました。

 この著書の中で、特に2つの言葉が印象に残りました。

「優しさとは、心を通い合わせる力」

「『失敗』ではなくうまくいかなかっただけ」

 風の谷の子どもたちは、誇りをもって、友達のために発言・行動ができる子どもたちです。そして、できなかったことがあっても、できるように考えて行動します。また、できなかったときも、自分で気持ちの切り替えができたり、友達ができないときに気持ちの切り替えができるようにサポートしたりする姿をよく見ます。

 コロナ禍で園に足を運べませんが、本を読んで風の谷を訪れた気分になれて、嬉しいです。

 子どもたちのますますの成長と、輝かしい未来になることを祈念します。