守本南あわじ市長と面談

祖父の7回忌法要のため、南あわじ市に伺う予定があったため、守本憲弘南あわじ市長と面談させて頂きました。

守本市長が経済産業省時代に、何度かお目に掛ったことがありましたが、市長になられてからは初めてで、久々の再会。

「市民一人ひとりに魅力があり、その魅力が吸引力となって人が人を呼ぶまち」

「子育ての喜びが見えるまち」

を目指し、様々な手法を検討し、行動している守本市長。

以前、守本市長肝いりの「おもいやりポイント制度」について、調査したことがありましたが、世代に関わらず、すべての市民が活躍するきっかけをつくっているボランティアポイント制度がおもいやりポイント制度。

高齢者施設・保育施設・学校等で、対象になる様々なボランティア活動を行った人に、その活動のポイントを付与し、市内でポイント利用が可能な制度です。

まさに「人の魅力」「子育ての喜び」につながる制度で、川崎市でのボランティアポイントの導入を目指したいと思う私にとっては目指す姿の先進事例の一つでもあります。

南あわじ市は淡路島たまねぎ、淡路ビーフ、淡路島牛乳を始め、海産物、農産物が豊富な地域です。また、観光分野では、鳴門海峡の渦潮、淡路人形浄瑠璃を中心に、おのころ島伝説の沼島、世界最高齢のコアラのいる淡路ファームパークイングランドの丘、淡路灘黒岩水仙郷などがあり、昨今淡路島が注目されていますが、その縁から、迎える市民の魅力で、また来たくなる街にしたいという想いが詰まった市長の話が伺えました。

市長面談の前に庁舎内を歩く中、すれちがう職員一人一人が、庁舎に来られている人に挨拶してくれる姿を見て、市長の目指す、「人が人を呼ぶ」実践をまず市役所の職員から始めているように感じました。

来客に挨拶することで、話しやすいイメージを持てます。

川崎市の各庁舎においても、職員によっては声を掛けて挨拶される方がいますが、一人一人が行うことは来庁者にとって、話し掛けやすい雰囲気をつくれると思いますので、ぜひ参考にしたいと思います。

私に同行頂いたのは、菩提寺の南あわじ市灘油谷にある長谷寺の長谷川惇也住職。長谷寺は8世紀に聖武天皇の命により創建された高野山真言宗の寺院で、現在の惇也住職は20代で住職になり、様々な場所で法話を行い、地域の方々のために尽力されています。この日の午後、長谷寺で母方祖父の法事を執り行いましたが、突然お参りに来られた人にも優しく声を掛け、本堂に迎え入れ、一緒にお勤めをされました。

惇也住職は、南あわじ市の「人が人を呼ぶまち」のまさに構成員と感じました。

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著者について

月本琢也 ツキモトタクヤ

1978年生まれ。神奈川大学卒業後、建築設備メーカーの営業マン、川崎市長阿部孝夫政務秘書、衆議院議員山内康一第二秘書(麻生区担当・国会担当・自民党→みんなの党)等を経て、2011年より川崎市議会議員(麻生区選出、当選3回、現在無所属)。交渉会派団長2回、議会運営委員会委員、川崎市農業委員、川崎市都市計画審議会委員等を歴任。今年度は文教委員会委員を務めている。13,000人の職員を巻き込んだ決算議会改革の実現、防犯カメラ設置補助事業の導入の実現など、ICT・コミュニティ・実効性から、SDGsのゴールを含めた持続可能なまちづくりを目指す。その他に、防災士、神奈川県クッブ協会代表理事等を務める。