町内会・自治会活性化条例PT

cyounai町内会・自治会活性化条例の制定に向け、プロジェクトチームが設置され、私はそのメンバーになっています。
関係条例の改正等も視野に入れると、調査審議にかなりの時間が必要になるため、まずは第一段階としての加入促進に関するテーマで審議中。
町内会・自治会は任意団体であるという前提で、憲法の結社の自由に関係するため、なかなか制度設計が難しい点があります。
しかし、実際の地域活動の中で、中心的役割になっているのも事実です。

よく、「町内会・自治会になぜ入るの?」という質問を受けます。
これは共助の話で、まちづくりへの参加の一つの手段になります。

例えば、防犯灯の維持管理は町内会が負担しています。
夜道を歩く際に当たり前のようにある防犯灯。
電気代を町内会・自治会が1割負担。電球が切れたら交換するのも町内会・自治会。
また、暗ければ、新設される防犯灯。
まず、どこに設置すべきかということで設置要望を考えるのは町内会・自治会の防犯部。
新設の際、一定の割合の費用負担と一定の割合の市の助成を受けて設置するのも町内会・自治会。
と考えると、みんなで少しずつ助け合おうと考えますよね。

私が加入促進の際に必要だと思うのは、「知ること」です。
まずは、町内会・自治会が何のために存在するかを知ることです。
そして、どのような活動をしているかを知ることが大切です。
私は町内会の地区長をしていますが、地域をよくするために、地域のみんなが過ごしやすいために、地域が災害にあったときにみんなで助け合えるために等、様々な観点で考え行動している人がいます。
それぞれの立場で、できることをできる範囲でやっていくことが共助です。

「役を押し付けられそう」
「何やってるかわからない」
という偏ったイメージが先行しているのも事実です。
私は、町内会・自治会活動の見える化を進めていくべきと考えます。
次に、見える化の手段をどのように考えるか。
以前、議会でも提案し、岡山市に視察調査に行った「電子町内会」もひとつの手段でしょう。
また、市や事業者の責務としてどのような位置づけを行っていくかも大切な手段になります。
これらの観点で、引き続きPTで議論して行きたいと思います。

《参考》岡山市に視察したときのブログ https://tsukimoto.info/cms-v2/blog/entry1174.html

《参考》以前のブログ「町内会・自治会とICT https://tsukimoto.info/cms-v2/blog/entry1089.html

《参考》以前のブログ「Web自治会について」 https://tsukimoto.info/cms-v2/blog/entry881.html