プラン・アカデミーを見学

plan昨日、学生時代のアルバイト先の先輩のご紹介で、公益財団法人プラン・ジャパンが主催するプラン・アカデミーを見学しました。
このプラン・アカデミーは「世界の女の子に、生きて行く力を。」という目的で進められています。

プラン・ジャパンの資料によると・・・
世界の貧困人口の6割、非識字人口の2/3が女性だと言われています。
女の子への教育が、世界を変え、公平な社会を創るだけでなく、貧困問題解決につながる数字が出されています。

・女の子が初等教育を5年間受けると、将来産む子どもが5歳まで生き延びる確率が40%以上も上がる。
・ケニアでは、女性が男性と同じレベルの教育を受け、農作業にも決定権を持った場合、収穫高が22%アップ。
・ジンバブエでは、学校に通う15~18歳の女の子はHIVに感染する率が1/5に。
・65の途上国や東欧諸国の多くの女の子が中等教育を受けられないことによる経済的な損失の試算は、年間約10兆円。

ジェンダーの意識を高めることで、すべての女の子が教育を受けられることで、人々が豊かになる可能性が広がります。

昨日見学させて頂いたプログラムは、現在受講している2期生に対し、1期の受講者の方々が考え、実行しているアクションについての説明がありました。その後、現在の受講者が一人一人、「誰を対象に、どんなアクションを考えているか」を1分で述べ、その後、関心の近い人たちでグループを作ってアクションを考えていくものでした。

第1期の受講者の方の報告の中で、ジェンダー・ギャップ・レポートという話がありました。
この指数は健康、教育、経済参画、政治参画などで、男女格差について調査したものです。
【参考:内閣府男女共同参画局】
http://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2012/201301/201301_04.html
日本は、調査対象となっている135ヵ国中、何と101位。
この順位に驚く私はやはり理解不足だと反省しました。

アカデミーには、女性だけでなく男性も参加されています。
夫婦の間で、家庭の中で、教育の中で、社会の中で、様々な場面で互いを理解し合うということが大切です。
また、一人一人が知ること、一人一人が出来ることを出来る範囲で活動することが大切です。
そして、プラン・ジャパンの活動について、一人でも多くの方に知って頂きたいと思います。
世界のために一人一人が出来ることを始めてみませんか?

公益財団法人プラン・ジャパン「I am a girl」
http://www.plan-japan.org/girl/index.html