町内会・自治会活性化条例制定に向け、プロジェクトチームで活動していてふと思います。
東日本大震災が発生し、地域の絆という言葉が使われ、いざというときのために、いろいろ考えようという意識が再認識されました。
3年半を経て、今はどうでしょう。
高校1年のとき、阪神大震災が発生。友人や親戚が被災し、厳しい状況にあったことを思い出します。
しかし、復興のスピードが速かった以上に、直接関わった人以外、いわば世の中の風化のスピードが速かったと記憶しています。
福島第一原発の状況がとどまる事なく、復興という目的があってもまだまだ進んでいない状況の中、風化だけが進んでいると感じるのは私だけでしょうか。
夜は赤々としたネオンが震災前と変わらず、変わったのは電球がLEDになったことぐらい。政策的には再生可能エネルギーの促進という方針とスマートシティ政策が進められていますが、体感している人はどれだけいるでしょうか。
小さな政府を目指す流れと、行政の無駄の削減がイコール小さな政府と勘違いされ続けている昨今、自助・共助・公助のバランスをもって地域が成り立っているということを再認識することが大切です。
最も身近なコミュニティである地域。その最も重要な役割を担い、地域参加の共助のきっかけを作っている町内会・自治会。
絆という言葉をカタチにする。カタチにするきっかけを作る。
それが町内会・自治会活性化条例を作る議会の一つの大切な役割であると思います。
余談になりますが・・・
今日、諏訪神社の祭礼にお邪魔していて、山車と御輿が出ました。
山車を引くのは老若男女かなりの人がいたと思います。
神社の祭礼ですから宗教行事ですが、いろんな人が少しずつ力を出し合えば、大きな山車も動く。
地域ってこうやって成り立ってるものだと改めて感じました。