市議会には、「市議会ご意見箱」という市民の声を頂くメールフォームがあり、先日、10代の男の子から頂いたご意見(概要)です。
「僕の地域では公園でボール遊びをしていると、緑の服を着たおじさんに怒られます。近所にある3~4か所の公園では、すべて危ないからと怒られます。ボール遊びできる大きな公園はありますが、家からめっちゃ遠いです。こんなんじゃ、公園に行っても全然楽しくないです」
では、川崎市の公園ではボール遊びができないのでしょうか?
まず、公園には「自由利用の原則」があります。自由利用とは、ほかの人の邪魔にならない・迷惑をかけない範囲で、誰でも自由に使うことができるということです。
次に公園についてのルールを定めている「川崎市都市公園条例」というのがあります。
この条例第4条では、公園で「やってはいけないこと」を書いていますが、同時に、
川崎市の公園でのボール遊びについて、次のような見解が示されています。
「子どもたちが数人、または親子等で行う、軟式ボールやビニールボール等の柔らかいボールを使用するキャッチボール、サッカーボールでのパス回し等、柔らかいボールを使用した遊びについては、他の利用者等の迷惑にならず、ゆずり合いながら利用する限りは『自由利用の原則』の範囲内と判断する」
かたいボールを使ったり、人の迷惑になったりしない範囲でボールは使えますが、「禁止している公園」もあります。
この男の子が言うように、「ボール遊び禁止」の公園がたくさんあるのは事実です。周りに民家があったり、以前に公園利用でのトラブルがあったりと、禁止になった理由があります。
でも、今まで禁止だったけど、「ルールを作って、みんなでちゃんとルールを守ってボール遊びができる公園にしたい」ということで、ガイドラインを設定し、ボール遊びができるようになった公園もあります。
この男の子のようにボール遊びをしたいという子どもたちに、どこの公園かという場所の問題はありますが、可能な限りボール遊びができる環境にしてあげたいと思います。
市民のみなさまによる公園の使い方のルールづくりの支援をしています。
みんなでルールを決めて、ゆずり合って、楽しく公園を使いましょう。
お問い合わせ・詳細は、下記のページをご覧ください。