予算質問vol.2道路・公園・河川の損傷通報システムについて

私は初当選時から、携帯電話(当時はスマホの普及率が半分以下でした)で撮った写真で道路・公園等の損傷を通報できるシステムを提案していました。

この制度は令和2年度から始まり、通報内容と対応状況がホームページで公開され、その対応についての見える化がはかられています。

2月26日に開催された、麻生区こどもSDGsフォーラム「KAWASAKIの未来のために今わたしたちができること」に出席したところ、麻生SDGs推進隊の小学生から、川崎市の道路の維持管理の状況について質問を頂きました。

この小学生のおじいさまが道路の破損個所につまずいたことが原因で転倒し、亡くなられた悲しい経験からの質問でした。

私の答えは、「川崎市は普段から道路を計画的に維持管理していますが、破損した箇所について、道路公園センターに陳情して補修してもらうことがたくさんあります。また、現在は、誰でも写真を撮って、スマートフォンやパソコンから破損個所を通報できるシステムがあり、大人でも子どもでも誰でも簡単に通報できます。また、ホームページ上で対応状況が報告されているということで、陳情対応の見える化がはかられています」と説明しました。

会場でも、その後の数日間、私宛にこの通報システムを知らなかったという人からたくさんの問い合わせを受け、このシステムを使ってみたという声を連日頂いています。

ただ、いいシステムなのに、ほとんどの人が知らないという周知の問題があり、年々通報件数が伸びていますが、始まって2年ほどで、陳情全体に占める割合は3%程度ですが、役所の営業時間外の通報が6割ということで、今後さらに活用の余地があります。

3月7日の予算審査特別委員会の私の質問に対し、令和5年度は従来の市政だよりや市のTwitterなどに加え、町内会・自治会への広報を進めて行くとのことでした。

 市の業務は様々ありますが、見える化がはかりやすいのが、道路・公園の陳情への対応ですし、子どもたちは大人が通らない場所をよく知っています。また、市で対応すべきもの、場合によっては地域で対応するものも出てくるため、主権者教育にもつながります。そこで、道路や公園を所管する建設緑政局を中心に教育委員会やこども未来局のように子どもに関連する局区と連携し、このシステムを活用して行くことを提案しました。

 まちはみんなのもの。

 子どもたちの力を市民の命を守るために貸してもらえる可能性があります。

 ぜひ、このシステム、みなさま、ご活用お願いします。

【麻生区の道路・公園等の損傷通報システム】

https://logoform.jp/form/FUQz/5410