令和2年6月6日(土)夜に30分で70ミリを超える集中豪雨が麻生区を襲いました。
これまでにない短時間集中の特殊な豪雨で、浸水被害に遭った家屋をはじめ、道路冠水も数か所確認されました。特殊ケースとは言え、昨今のゲリラ豪雨の存在からすると、いつ、どこに現れるかわかりません。通常のハザードマップは、「命を守る」観点での浸水想定を進めていますが、「生活を守る」観点での今回をはじめこれまでの豪雨被害の実績をもとに、浸水被害のあった道路冠水地点への対策を講ずる質疑を行いました。
家庭や地域での浸水対策
現在、各区道路公園センターでは土嚢を作成し、希望者に配布していますが、昨年の台風前後で土嚢が不足したセンターもあり、今後も同様の課題が想定されます。
ただ、各家庭で土嚢を保管しておくには保存期限はもとより、保管スペースの問題があります。しかしながら、水土嚢であれば保管場所の問題はクリアできるため、個々の事情に応じた浸水対策のメニューを検討すべきです。
例えば・・・
1、自宅にスペースがある場合は、あらかじめ麻生区役所道路公園センターで土嚢をもらっておく。
2、自宅にスペースのない場合
・地域で浸水のあった場所付近に土嚢ステーションの設置(市による設置も可)を検討する。
・各家庭で水土嚢を購入する。(現状は自己負担)
3、マンション等の場合
・止水板を設置する。(現状は自己負担)
様々な風水害対策の方法がありますが、支援制度がないものもあり、個人で対策してもらうものがあります。また、浸水対策に何をすればいいかの情報については、質問の中でも市が丁寧に対応してくれるようになっていますので、ご不安な方は、ぜひご相談ください。
さらに、先日の質疑で、今回までに浸水・道路冠水等のあった場所の側溝については、定期的な清掃と、梅雨時期や台風時期には、到来前に改めて清掃してくれることになっています。