川崎市長選挙も後半戦で、それぞれの考えを伺うことができ、争点と支持理由を書かせて頂きます。
今回の川崎市長選挙の争点は、どうすれば持続可能な行政サービスの提供と地域経営の安定がはかれるか?です。
政策の裏付けとして財政対策ができているかどうか?
行財政改革は、保育所の民営化、ごみ収集・処理体制の見直し、水道事業のダウンサイジングなど、精神論ではなく、具体論で進めて行くビジョンがあるかどうかがポイントになります。
そして、成長させられる人材を選ぶこと。
この12年で行財政改革が断行され、財政力指数トップの政令指定都市になっているものの、扶助費が一般会計の四分の一にまで膨れ上がっています。
税収増を目指す上で、経済政策を具体的に進める必要があり、日本や世界をリードできる環境・ICT・生命科学医療・福祉産業など川崎市のポテンシャルを最も引き出すことが大切です。
この場合、東京都との連携において、羽田空港を核としたまちづくりや経済政策に取り組む上で、パイの取り合いではなく、互いの強みを活かした連携を進めることが重要です。
東京都と川崎市の外交になりますので、何気ない言葉づかいひとつがいい方向にも悪い方向にも影響を及ぼします。
例えば、「神奈川口」という言葉は、神奈川優遇を目的とした言葉で、羽田空港を核とした成長戦略を考える人にとって、現在は死語になっています。
東京都と川崎市を始めとした近隣都市のポテンシャルを活かし、ともにチーム日本として成長するために、東京都側の強みやデリケートな部分も理解し、円滑な外交を進め、川崎市のポテンシャルを活かせる候補者は誰なのか?ということが判断材料です。
保育・教育・福祉・環境など様々な課題が山積する中、一つ一つの課題を解決するためにも、今回の争点は持続可能な行政サービスの提供と地域経営の安定が必要です。
福祉政策については、三人の候補者で似た点もあるかと思います。
しかし、その裏付けとして必要なのは財源確保と成長の基盤づくりです。
私は、これらの観点から、ひでしま善雄さんを応援します。