風の谷幼稚園のドキュメンタリー映画「時代遅れの最先端」(五十嵐匠監督)完成試写会に出席。
天野優子園長が担任を務める主に鳥組(年中)の子どもたちの教育現場を中心に、風の谷の教育を一年間追い続けた作品。
私自身、風の谷幼稚園に通い始めて17年(園児ではありませんが・・・)、園で行われる様々な行事を見学しました。
入園を祝う会で年少児が風車で楽しく遊べるように年長児がお世話をする様子を見て、子どもの日集会で子どもたちと一緒に鯉のぼりの中をくぐったり、運動会で一緒に踊ったり、落語の会や音楽の会に参加したり、劇を見る会で一緒に涙を流したりと想い出がたくさんあります。
箱電車、大根の絵、動物園づくりなど、子どもたちの作品を見るたびに、五感を養い、仲間を大切にして、何度でもチャレンジする様子がよくわかりました。
一昨年、天野優子園長の著書「時代遅れの最先端」が出版されました。
園に通っていると、見て感じたものが活字にされていて、様々な光景の記憶が蘇ります。
以前、ブログで紹介しましたが、この本のタイトルを検索すると私のブログが上位に来るそうです・・・
https://tsukimoto.info/cms-v2/blog/entry3138.html
実際に園で観たもの、著書で感じたもの、この両方をミックスして2時間ぐらいに凝縮したのが、この映画です。
園を初めて知る人もわかりやすく詰まっています。
そして、卒園生たちのメッセージがあるのも特徴です。
卒園して約20年を経ても幼稚園で学んだことが、その後の人生に結びついたことについて触れたメッセージで、本当の意味で「生きる力」が養われたと卒園生たちが実感しています。
幼児教育に携わる人はもちろん、教育に関わるすべての人に観てもらいたいと思います。そして、映画を見て、著書を読んで、深めてもらえればと思います。