スマートな国際交流からスマートな市民サービスまで

 

 

kokusai

川崎市の友好都市・友好港は12都市1港。
しかし、周年行事以外での交流を進めているケースは少ないのが実情です。
川崎市の強みである環境・経済・芸術文化でもっとできること、また経済交流をすでに進めていながらも友好都市の締結がされていない都市があることと様々です。
友好都市締結のきっかけは様々です。
民間の関係で楽器の修理から始まったオーストリアのザルツブルク市。
東日本大震災のときにミューザ川崎シンフォニーホールの天井崩落事故の折に、ザルツブルク市ではミューザ再興のために寄付金を募って頂きました。
音楽交流を始めとした市民交流があり、私も訪問しましたが麻生区にあるジオラマのあるヨーロッパ鉄道模型クラブがザルツブルク市のクラブと交流があり、市民レベルでの絆がすでに生まれています。
その一歩先をどのように具体的に進めるか?
なかなか友好都市の話になると具体的な目的を持っていても、距離とコスト問題で進まなくなります。

 

我が国は島国であるがゆえに、直接市民同士が会うことは難しいのですが、そこで活用すべきがテレビ会議システム。
また月本のスマート話が始まってしまうわけですが、テレビ会議システムはいろんなことに活用出来ます。

 

友好都市との連絡がメールでは伝わらないこともあり、国際電話では高価、そしていずれも言葉の壁が存在します。
しかし、テレビ会議システムを活用すると、見てわかるものは一瞬にして伝わりますし、インターネット回線だけでいいので、設備投資だけで済みます。

 

このテレビ会議システムは、以前に紹介した国際教育プログラムに活用できることはもとより区役所に設置すれば、区役所の窓口で対応できない専門的なことも市役所担当とオンラインで顔の見える対話ができます。また災害時の医療指導や災害時の子どものメンタルケアにも活用されている事例もあります。
また、お互い顔を合わせることは、子どものたちからお年寄りまで誰でも活用の機会があります。

 

一つのハード整備で、様々な目的が達成できる。
スマートシティ構想はこんな市民が実感を持つ「賢い(スマートな)」手法を進めるべきです。
と言い続けています。