伊達政宗公の五常訓

gojyokun仁に過ぎれば弱くなる。

義に過ぎれば固くなる。

礼に過ぎれば諂となる。

智に過ぎれば嘘をつく。

信に過ぎれば損をする。

 

人間の本質をついていると言われますが、何事もバランスが大切。

でも、見てると、いくつか当てはまるところがあり、思い返したり、人に言われたりしたことを改めて考える機会になります。

 

仁に過ぎれば弱くなる。

優しさや思いやりが過ぎると弱くなる。

「君は優しすぎる」と言われ、呆れられたことがあるので、そうかもしれません。

 

義に過ぎれば固くなる。

正義や信念が強すぎると、固くなる。

よく言われます。筋を通さないと気が済まない性格なので、これはあっさり認めます。

 

礼に過ぎれば諂(へつらい)となる。

礼儀正し過ぎると、ご機嫌取りや嫌味になって失礼になる。

これはあまりないですね。

 

智に過ぎれば嘘をつく。

利口になり過ぎると、嘘をつく。

これもあまりないですね。利口ではないので・・・。

 

信に過ぎれば損をする。

他人を信じ過ぎれば、損をする。

あったとしても、お互い様でしょうか。そんな考えは損なのか得なのか。

 

私が過ぎるのは「仁義」のようです。

自分で勝手に考えるより、人に言われたことを分析するのも一つでしょうか。

伊達政宗公は戦国大名として有名ですが、仙台のまちの礎を築いた偉人ゆえに、政治家。

家臣に厳しい印象がありますが、直臣で追い腹を切った、いわば殉死者は15名ということで、厚い信頼関係の家臣もたくさんいた上に、領民に愛された人でもあったようです。

歴史をつくって来た人の考え方には学ぶところが多いですね。