仁に過ぎれば弱くなる。
義に過ぎれば固くなる。
礼に過ぎれば諂となる。
智に過ぎれば嘘をつく。
信に過ぎれば損をする。
人間の本質をついていると言われますが、何事もバランスが大切。
でも、見てると、いくつか当てはまるところがあり、思い返したり、人に言われたりしたことを改めて考える機会になります。
仁に過ぎれば弱くなる。
優しさや思いやりが過ぎると弱くなる。
「君は優しすぎる」と言われ、呆れられたことがあるので、そうかもしれません。
義に過ぎれば固くなる。
正義や信念が強すぎると、固くなる。
よく言われます。筋を通さないと気が済まない性格なので、これはあっさり認めます。
礼に過ぎれば諂(へつらい)となる。
礼儀正し過ぎると、ご機嫌取りや嫌味になって失礼になる。
これはあまりないですね。
智に過ぎれば嘘をつく。
利口になり過ぎると、嘘をつく。
これもあまりないですね。利口ではないので・・・。
信に過ぎれば損をする。
他人を信じ過ぎれば、損をする。
あったとしても、お互い様でしょうか。そんな考えは損なのか得なのか。
私が過ぎるのは「仁義」のようです。
自分で勝手に考えるより、人に言われたことを分析するのも一つでしょうか。
伊達政宗公は戦国大名として有名ですが、仙台のまちの礎を築いた偉人ゆえに、政治家。
家臣に厳しい印象がありますが、直臣で追い腹を切った、いわば殉死者は15名ということで、厚い信頼関係の家臣もたくさんいた上に、領民に愛された人でもあったようです。
歴史をつくって来た人の考え方には学ぶところが多いですね。