風の谷幼稚園の入園式に出席して

kaze近所にある風の谷幼稚園入園式に出席。
第19回ということで、私は10回目ぐらいの出席になります。

先月卒園式に出席しましたが、卒園児の姿を見ると、いつも身が引き締まります。
入園児には泣いていたり、お母さんから離れられなかったりした子どもたちが、正しい姿勢で椅子に座り、しっかり卒園証書を受け取る姿は凛々しいです。
こんな素晴らしい卒園児を送り出した年中児は、今度は年長児。
年長児は「風組」と言いますが、風組バッジを胸に着けています。
今日の入園式では、
「困ったことがあったら助けてあげるね」
と入園児にメッセージを送る風組の子どもたちは、
つい先月と同じ子どもとは思えないぐらいお兄さん、お姉さんになったと感じます。

以前、風の谷幼稚園の行事を見に1年間通ったことがありますが、入園式に出席すると、4月中旬ぐらに行われる入園を祝う会のことが頭に浮かびます。
幼稚園からすぐ近くの川崎フロンターレ栗平グランドで行われます。
すぐ近くなので、年長児と年少児がペアで手を繋いで歩いて行きます。
その際、園を出ると年長児は自分は車側に、年長児を道の端側に自然に手を繋ぎ変えます。
危ないから自分が守ってあげようという思いやりが見えます。
そして、グランドに着くと、年長児が作った風車を持って年少児と年中児が走り回ります。
走り回る子どもたちの風車は、時に壊れます。
すると、年長児が修理してくれます。
この光景は、まだ不安のある年少児にとって、どれだけ安心に繋がるだろうと、微笑ましい記憶が蘇ります。
年長児が年少の頃にしてもらったことを、年少児に返しているのです。

そんな一つ一つ、日々の積み重ねが3年で人を成長させます。
この園の子どもたちのことを、我々近くに住む人は「のびのびしている」と言います。
人間の持つ力を自然に引き出す教育をしていますので、「のびのび」そして「元気」で、優しく芯の強い子どもに成長していく姿が見えます。

新しく入園された子どもたちに心よりお祝い申し上げますとともに、健やかな成長を期待します。