そもそも、なぜ木材を使うのでしょうか?
木材利用の効果として・・・
温度変化が緩和されるため、研究者によっては木質の教室だと子どもたちが風邪をひきにくいというデータを示される方がいたり、
木造や木質の部屋はリラックス効果があるという研究データを示されていたり、
様々な効能を示されていますが、現時点で、科学的に検証され、公的に示されているわけではないというのが現実です。
そこで、川崎市としては、研究機関、森林業者、建築事業者等が集積するフォーラムの強みを活かし、国と連携して、木材利用のエビデンスを示していくべきと、提案しました。
木材=よいもの=価値のあるもの
という根拠を示すことができれば、コストが高いという理由だけで利用が敬遠されるというのではなく、価値あるものとして、様々な検討の土俵に上がってくるわけです。
子どもたちからお年寄りまで、心が温かくなる社会をつくるためにも、木材利用の根拠を示すことが広がりの第一歩ではないかと思います。