中学校部活動に係る方針ついて

本日の委員会で、部活動の進め方についての方針が示されました。

「バランスのとれた部活動の運営に向けて」ということで、
・週に1回の休養日の設定
・週の休養日以外のノー部活デーを月1で設定
・早朝練習の際に過度な負担にならないよう実施基準を明確にし、計画的に行うこととし、管理職は実施状況を確認するようになっています。

 

この背景には、教職員の勤務実態調査で、残業も休日出勤も多く、部活の影響で月7日以上の休日出勤をしている教職員が3割以上いるということも挙げられます。

そこで、負担軽減というだけでは進まないため、「休養日」の設定が方針に盛り込まれました。

しかし、これが現実的に導入されていくかは現場の判断になります。

また、大会参加の見直しについても方針に示されていましたが、学校側でそうしようとしても、試合・大会等の調整が重要で、学校だけでなできないこともあります。

さらに、大会参加は、大規模校になると一部の生徒の出場になってしまうケースが多く、他の生徒も試合に参加できるよう、他の試合や大会の検討も進めるという答弁もありました。
活躍の場を広げるという趣旨は理解できますが、みんなが参加するということになると、教職員の負担はより増えるため、本末転倒にならないような制度構築が必要になります。

また、この方針には外部指導員の登用も盛り込まれており、非常勤職員として部活の指導のために専門的な指導が可能になります。ゆえに、外部指導員が増えると、経験のないスポーツの部活顧問をする教職員は少なくなり、指導の面でも有効になると考えられます。

生徒が学び、育つ環境として、地域で学校をつくっていく上で、部活の運営は重要なポイントになりますので、今後も委員会で注視していきたいとおもいます。