交通は人が生きている証

akashi9月3日より、麻生区高石地区コミュニティ交通「山ゆり号」の運行が一部変更になります。

・高石団地~百合ヶ丘駅間のルートをすべて循環便に。

・NYファーマシー前、ゆりがおか療育センター前、ヴィレッジ正門前の3か所の停留所が新設されます。

 

山ゆり号は、川崎市で第一号のコミュニティ交通であり、山ゆり号での検討のノウハウがその後のコミュニティ交通の検討につながっています。

 

コミュニティ交通とは?

コミュニティ交通は、交通不便地域の解消に向け、地域が主体となって運営されている交通手段です。

高石地区のような定時運行のバスの形態であったり、予約して乗るいわゆるデマンド型と呼ばれる乗合タクシーのようなものであったり、地域の実情に応じた形式で運行されます。

自治体によってコミュニティ交通の運行補助の形態が異なります。

川崎市は、運行に向けた検討協議会が立ち上がったあと、行政担当者が検討調査を始めとした様々なサポートを行うことや、乗り物の購入等の支援がありますが、運賃補助はない自治体です。

 

人が生きている証

長年利用している交通網も人口動態の変化に伴い、路線の見直しがはかられます。

人口減少に伴うものもありますが、住んでいる人の年齢層の変化により、ニーズも変わってきます。

いわば、人が生きていて、交通を利用するからこそ生ずること。

こういったニーズに丁寧に迅速に対応できることが、大切です。

山ゆり号は第一号のケースなので、新しい課題にあたるのも第一号。

運営されている方々のご苦労は、高石地区だけでなく、多くの川崎市民のためにつながっていることに、感謝申し上げます。