先日、ある多子世帯のお母さんから保育所入所申請関係の相談がありました。
書類を送付する締め切り日(消印有効期限日も同日)から遅れてしまったとのことで、翌週の月曜日に連絡をもらいました。
このお母さんは、仮に金曜日消印なら、役所で確認するのは週明けの月曜日なので、持参したいと役所側に言ったが受理できないということで、あきらめることになりました。
私自身、どうせ郵便が届くのが月曜日なのだから、持参ならいいでしょと思いますが、あらかじめ定められたルールである以上、掛け合いましたが、そこについてこれ以上は言えません。
そもそも、なぜこのお母さんが申請遅れになってしまったかというと、あらかじめ書類を用意していて、ポストに投函しようとしたら、続けて子どもが熱を出して、家から出られなくなってしまったとのことです。
近くにポストがなく、コンビニもローソンではないため、ポストに投函するだけでも、一苦労するのが多子世帯。
そこで、書類を送るという、令和の世の中にしては旧式な申請方法に疑問がわきました。
添付書類の就労証明は、来年度の申請にあたる今年から、事業者の押印が不要になりました。
しかし、書類は送らなければいけない状況は続きます。
昨年を思い出すと、持続化給付金の申請書類は、オンライン申請をメインにして、添付書類は写真等にデータ化して送るという手法でした。
何でもオンラインにすると、ICT弱者への配慮が必要になりますが、保育所に入所を希望する世帯は、ICT弱者も少なく、従前の書類申請に加え、オンライン申請を可能にすれば、申請への負担が軽減されます。
早速、こども未来局にオンラインでの保育所入所申請の導入を提案しました。
オンライン申請でしたら、子どもが熱を出しても、寝ている隣で作業ができて、わざわざポストに届ける必要はありません。
令和4年度は始まってしまっているので、せめて令和5年度からのオンライン申請の運用を進めなければ、押印廃止にしても利用者の手間がほとんど変わりません。ぜひ、当局には積極的に検討し、早期に導入していただきたい。