平成7年1月17日5時46分に発生した兵庫県南部地震で始まった阪神・淡路大震災で、犠牲になられた6400名を超える方々に心より哀悼の意を表します。
当時まで関西は台風、関東は地震という固定観念があったと思います。
当時の大阪府箕面市に住み、兵庫県三田市の学校に通う高校1年生の私もそのように思っていた一人でした。
しかし、その後、地震は全国的に発生し、関東に台風が直撃することも発生し、災害はいつどこで起きるかわからない状況になっています。
阪神・淡路大震災で顕著になったのは耐震基準と大規模盛土造成地の被害です。
耐震基準は阪神・淡路大震災以降に見直され、大規模盛土造成地への滑動崩落防止工事が施されるようになって来ました。
また、平成26年の広島豪雨災害の教訓から土砂災害防止法が改正され、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)に加え土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)が示されるようになりました。
一方、大規模盛土造成地については、「今大丈夫だからOK」ということではなく、経年の変化の注視を要するものとして、イエローゾーンやレッドゾーンだけはなく、どこが盛土かを確認しておく必要があります。
このように、災害の教訓を経て次の備えを新たな対策を講じる傾向ありますが、できれば先回りをした防災対策・減災対策を進めたいと思います。
そこで、「自分の命は自分で守る」という基本から、身近な災害リスクを考えておく必要があります。
川崎市では「ガイドマップかわさき」で、災害リスクの情報が分かりますので、ご自宅、通勤・通学ルート、子どもたちの遊び場、避難所への経路等、ぜひ確認してみてください。