今朝の神奈川新聞の記事で、昨日、危険ドラッグ撲滅PRレースが川崎競馬で開催されたとの報道を見て、昨年を思い出します。
昨年、川崎白百合ライオンズクラブの薬物乱用防止講座で、講師認定されました。その後、県立高校で薬物乱用防止教育講座で講師を務めましたが、事前に勉強したことを思い出します。
簡単に書きますので、家庭内等での会話の参考にして頂ければ幸いです。
危険ドラッグについて
中高生のアンケートデータからわかるのは、
危険ドラッグについてダメだとわかっている人はほぼ全員。
ダメだとわかっていても、「1回ぐらいなら」と考えている人が実に3%います。
単純計算すると、3%でしたら、500人の学校なら15人がそう思っているということで、危険ドラッグに手を出す危険性があるということになります。
「1回ぐらいなら・・・」
で手を出すと、それから抜けられなくなるわけです。
誘いの手口について例えば、
「勉強するために眠気がなくなる薬だよ」
「すっきりするよ」
「1回ぐらい大したことない」
「こんなこともできないなんて、情けない」
など様々です。
きっぱり断ることがいいのですが、人間関係の中で断りづらい場合は、
「家の人に相談しないと決められない」
と言うように断ることが一つの例でしょう。
ポイント例
私が高校生のみなさんに話したポイントは次のとおりです。
・危険ドラッグは、部活や勉強などで今までがんばって来たものをすべて壊してしまうので、これまでの自分の努力や仲間の協力を大切にするためにも手を出してはいけない。
・危険ドラッグを使用した人のほとんどが「1回ぐらいなら」で始めて、抜けられなくなっている。
・「薬は用法容量に従ってご使用ください」と言うテレビCMでもわかるように、市販の薬でも用法容量に従わなければ、薬物乱用になります。薬は使い方を間違えてもいけない。
鎮痛剤が麻薬になっていることがまさにその延長線上ゆえに、麻薬は縁遠いと思っていても、市販の薬でも乱用の危険があると思えば、いまそこにある危機なのです。
冬休みが終わりましたが、様々なイベントのある時期なので、薬物乱用防止を様々な機会で話題にして頂ければと思います。