昨日は麻生地区消防出初式が麻生水処理センターで開催されました。
開式後、柿生分団上麻生班林班長による凛々しく力強い国歌斉唱にあわせ、国旗が掲揚されました。
消防署長の式辞後、長年、消防・防火活動にご尽力された方々や団体への表彰が行われました。
麻生地区消防出初式は、消防関係団体が一堂に会します。
麻生消防署、麻生消防団、麻生地区婦人消防隊、家庭婦人消防隊、消防ボランティア委員会、栗木町内会自衛消防隊、そして、麻生防火協会、麻生消防研究会等の支援団体があります。
また、地元のタカハシレーシングご協力のもと消防隊演技が行われ、青山ダンスクラフトによるダンス演技、全国的に活躍中の地元柿生中学校吹奏楽部による演奏、地元のポップスユニットFAiCOによる「スタートライン」の歌唱、上麻生保育園と柿生保育園の児童たちが観閲に参加するなど、地域一体となった出初式でした。
出初式の起源
万治2年(1659年)1月4日、上野東照宮の前に4代将軍家綱をはじめ老中の稲葉正則など幕府の主だった役職が参加して、前年に発足したばかりの定火消しの顔見世の儀式が行われました。これが出初式の始まりと言われております。江戸の華といわれた火事が頻繁に起こり、火消しにとっては一番華やかな時代でしたから、出初の式も毎年続けられるようになりました。
明治7年(1874年)1月15日、東京警視庁が設置されると、府下の消防事務もここで行うことになり、消防に関して深い理解を示した川路大警視は「人心ヲ収攬シ基職ヲ興ゲシム」として出初式を盛大に行いました。そして明治9年には明治天皇の天覧出初式が行われております。
この伝統的な行事は現代に受け継がれ、地域ぐるみの防火防災の祭典として全国各地で盛大に行われ、正月の風物詩として多くの人に親しまれております。
(平成27年麻生地区消防出初式次第より)