今朝の新聞に、国土交通省がタクシーの定額乗り放題制度の導入方針を決めたとの記事がありました。
乗車時間帯や乗車区間が決まっていれば、その部分は乗り放題と言った意味になります。
例えば、自宅から駅や自宅から病院、自宅から子どもの学習塾などとの往復という例や、10時から14時まで麻生区内乗り放題という例も考えられます。
コミュニティ交通の一つとして、岡上西地区で実施されているような乗り合いタクシーを導入している事例は全国でたくさんありますが、この制度は個人のニーズに合わせた形でのタクシー乗り放題。
タクシーの利用者数は全国で10年で3割近く減少しているという事情もありますが、高齢になって免許を返納する人たちの足や、コミュニティ交通の検討が難しい地域でタクシーが足になり得るものとして期待されます。
タクシー定額乗り放題制度に向けた規則の一部緩和により、利用者数は確実に伸びると考えられますので、あとは料金設定と需要と運転手の労働環境の課題の整理です。
来年度、実証実験を行う概算要求も出されているようですが、地域は未定とのことですが、地域交通としてタクシーの新たな活用法が検討できるようになります。