委員会視察vol.2~京急大師線連続立体交差事業~

daisisen京浜急行大師線連続立体交差事業という漢字だらけの固い名前の事業の現地を視察。

固い名前ですが、京急大師線は地上を走る電車ですが、幹線道路に交差する踏切が多く、交通渋滞や踏切事故の原因になっています。

そもそも、大師線は、京浜急行のルーツであり、明治32年に、川崎大師参詣者の足として始まりました。

しかし、京浜臨海部および川崎市の成長に伴い、交通量は増し、特に産業道路や国道409号線のような中核を担う幹線道路と交差する場所が踏切になっており、課題が山積しています。

そこで、平成5年に都市計画決定がされ、平成6年から平成36年度までの事業認可が行われました。大師線約5㎞の立体交差事業を1期①区間、1期②区間、2期区間に分けて事業が進められ、まずは、産業道路の下をくぐるべく、小島新田駅から東門前駅までの区間の地下化工事が行われています。

写真は、その地下化工事の現地の様子です。

将来的には、大師線はそのほとんどが地下化され、15カ所あるうちの14カ所の踏切が除却されます。

麻生区に住んでいると実感が沸かない地域かもしれませんが、京浜工業地帯の大動脈であり、羽田空港や川崎港とのアクセスポイントでもある地点ですから、我が国の経済に大きく影響を与える事業として、ご理解いただけると幸いです。