たくさんのバースデーメッセージ、ありがとうございます。
昨日は442年ぶりの惑星食の皆既月食で、今日は食えない月本の誕生日。
朝、街頭活動のためにはるひ野に向かう車中から、西に浮かぶ満月。
昨夜、地球に食われた赤い月でしたが、今朝はいつもより黄金に輝いているように見え、食えない月の朝を迎えたようです。
はるひ野駅でレポート60号を配布していると、某党の人が現れ、私の姿を見て、関係者に電話。
「はるひ野はお月様がやってる」
お月様との愛称に吹き出しそうになり、愉快なバースデー街頭でした。
おかげさまで本日、44歳を迎えました。
私の11歳の誕生日にベルリンの壁が崩壊。続く12月のマルタ会談により、東西冷戦が終結し、世界平和に向かうものだと思いました。
しかし、翌年早速、イラクによるクウェート侵攻という新たな戦争が始まり、世界各地の紛争は止まず、マルタ会談から33年、会談の当事国であったソ連に続くロシアが、現在は戦争の当事国になっています。
戦争は政治の敗北であり、いかなる事情があったとしても、食い止められず、終結できていないのは政治の責任です。
さらに、今年7月8日、安倍晋三元総理が暗殺されました。暴力は憎しみと悲しみしか生みません。
平和的解決は、何もしないことや妥協することではなく、前を向いて建設的な議論を進めていくことから始まります。
さて、私は今年から習字を始めていて、以前に課題で「平安長春」という言葉がありました。
四字熟語で出て来る言葉ではなく、調べてみると、謎語画題だそうです。
風雨に遭って、撓むも折れない竹が平安を意味し、四季のいつでも咲くものがある薔薇は長春を現すめでたいことから、平安長春ということです。
画題から生まれた平安長春。
私の勝手な解釈で、平安は降りしきる雨を乗り越える竹の強さと、常にどこかに春が隠れているというポジティブさがこの言葉の中身であると思います。
44歳を迎え、どのような状況下においても、月は食われても、月本は食えない平安長春な心構えで過ごして行きたいと思います。