78回目の終戦の日を迎えて

戦没者を追悼し平和を祈念する日。

愛する人や大切な人を守るため、国を守るために、戦火に散った方々、戦後、遠い異国の地で亡くなられた方々、戦争で犠牲になられたすべての方々に心より哀悼の意を表します。

今朝は英霊の御霊に対し、畏敬の念をもって、靖国神社に参拝し、すべての戦没者の御霊が安らかになられることをお祈りしました。

今日は、お祖父様がフィリピンで戦死された御遺族の方とともに正式参拝しましたが、お祖父様が靖国神社に祀られる一柱の神様として見守られていると思うと、目頭が熱くなりました。

私も私の両親も我が国が当事国となった戦争を知らない世代です。

今なお、地球上で武力による紛争が行われていながらも、私自身が戦争当事国の国民になっていない身としては、先の大戦当時の人々の想いをどれだけ深く感じられるかを考えます。

人が人を殺める。

それを望んで戦地に赴く人はいないと思います。

政治的な事情、国家的な事情、宗教対立等を原因として、戦争が起きています。

ウクライナ紛争を始め、世界では現在も多くの武力紛争が行われおり、罪もない人々の尊い命が犠牲になり、多くの人々の心も体も傷つけてられています。

戦争は外交の敗北です。

誰か一人だけに責任があるわけでも、どこかの一国だけに責任があるわけではなく、世界平和を成し遂げるためには、一人一人、そしてすべての国に責任の自覚が必要であり、戦争は何があっても防ぐべきです。

今日は改めて、先人が築いた礎のもとに現在の我が国があり、私たちが生きていることを自覚し、感謝する日であると考えます。そして、同時に世界の中の一人の構成員であることを胸に深く刻み、一人一人から世界平和の実現を目指す一日としたいと思います。